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立秋

8月8日ころを【立秋】となります。
まだ夏が始まったばかりと思っても暦の上では秋がスタート。
しかし、今が夏の暑さのピークですね。
夏野菜やビール、冷たい飲み物がおいしく感じられる季節です。しかし、ここで冷たい食べ物や飲み物ばかりを摂取してしまうと9月、10月頃に一気に体の疲れが出てきますので、日が沈み気温が下がったころに体を温める飲み物や白湯をのむといいと思います。

中医学・漢方では五行の「火」、

五臓の「心」(しん)に関係が深い季節です。
暑さで心気を消耗しやすくなります。寝苦しい夜も多く、睡眠不足にもなりがち。今年の夏は、長引いた梅雨の影響で体内にこもった湿気や胃腸の不調で体調を崩したり、暑さ負けで食欲不振になる方も多いのではないでしょうか? 

この時季の食生活のポイントは、「利湿・健脾」と「清熱・養心安神」。

利湿(りしつ)…… 体内に溜まった余分な水分を尿などで排出すること
健脾(けんぴ)……脾(胃腸)の機能が正常に活動できるように整えること
清熱(せいねつ)…体内にこもった熱を下げること
養心安神(ようしんあんじん)…心を養い、精神を安らかにすること

体内に溜まった湿気や水分をスッキリ外に出して、胃腸を元気にしてあげ、夏を乗り越えましょう。

黒豆、小豆、そら豆、さやいんげんなど、利湿作用のある豆類や、健脾作用のある山芋、さつまいも、じゃがいもなどの芋類、とうもろこし、鶏肉、豚肉、あさりなどをぜひ食卓に取り入れてみてください。

清熱には、トマトやきゅうり、お豆腐、バナナ、海藻類がおすすめです。「はとむぎ」は、清熱・利湿し、胃腸を整え、美肌効果もあるすぐれものです。「山芋」も、健脾、補気、益精作用に優れ、この季節に積極的に食べたい食材です。

では、皆様暑い夏を楽しみ元気に乗り切りましょう。



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